Flash Union Blog 高梨洋平

ド中層回遊ビッグバスを浮かせて食わす! ライザードリルダート動画後編公開!!

2017-04-29 00:00:00

先日アップされたライザードリルダート動画後編は見て頂けたでしょうか?
2回ミスしてしまった50アップを、3度目の正直で取り返しています。
途方もない水深がある岩盤沖のド中層を回遊するビッグバスを浮かせて食わせる。これがユニオンスイマーを使ったライザードリルダートの真骨頂です!

この50アップをキャッチするほんの2~3キャスト前、それまで使っていたアユカラーから「レッドシャッド」というカラーにチェンジしていました。

動画中でも話していますが、このレッドシャッドは昨年の早明浦戦の時に本当に使いたかったカラーでした。(エコ認定品でこのカラーが無かったため使えず)
昨年の早明浦戦のプラクティス時に大きなカエルが湖中に生息しているのを確認でき、そのカエルの存在が異様なほどのユニオンスイマーの好調に関わっているように思えたからです。

これはあくまでも個人的な感性に基づく話になりますが、魚と人間では感覚器官が異なるため、人間から見たリアルが必ずしも魚から見たリアルとは限らないものと思っています。
今回の場合、「柔らかくて大きく赤っぽいものが、ポカンと浮いたり、潜ったり、浮上したりしている」このことがなんとなくバスにとって「なんかカエルっぽいもの」と認識されていたような気がします。

例えば、ストレートワームのジグヘッドワッキーも同じことが言えると思います。ワームそのもののシルエットはエビやカニ、ザリガニ等の甲殻類には似ても似つかないのにも関わらず、ジグヘッドワッキーにしてボトムを這わすことで、甲殻類を捕食しているバスに非常に大きな効果を発揮します。

たとえシルエットが似ていなくても、波動や全体的な雰囲気でバスにそれと認識させる。ルアーフィッシングの面白さです。

もう1つ、後編の見どころはなんと言っても、ユニオンスイマーのフローティングが故に可能なチューニングによるアジャストです。
フローティングだからこそ、ウエイトを入れることでサスペンドにもシンキングにもできる。これもユニオンスイマーの大きな武器と言えるでしょう。

動画で解説したような「ショードバイトで終わってしまう」「追ってくるけど食わない」をそれだけで終わらせず「レンジを調整してしっかり食わせる」ことができるのがユニオンスイマーです。

これまでのビッグベイトやスイムベイトでは釣り切れなかったバスを「フローティング」「ジャークで使える」「レンジ調整ができる」という武器で釣ることができる唯一無二のスイムベイト、皆さん是非使ってみてくださいね!

ユニオンスイマー「ライザードリルダート」前編公開!

2017-04-20 00:00:00

遠賀川戦終了の翌日に高知県早明浦(さめうら)ダムで撮影した動画が公開されました。

撮影日は2016 TOP50 早明浦戦のちょうど1年前。ディープクランクで揃えてユニオンスイマーでキッカーを獲り予選をトップで通過した試合です。(最終日にエンジントラブルにより機動力を失い失速)

この時、プリプラクティス時からユニオンスイマーが早明浦ダムのビッグバスに強烈に効いており、まだ水温が低く同時期に開催されたトーナメントでは47名参加中6名しかウェイインされなかったという中で50cm後半を頭に何本ものビッグバスをキャッチしていました。

結果的に今回の動画はその時の再現のようなかたちとなり、釣れるサイズこそ30cm台からビッグバスまで幅広くはなりましたが、ユニオンスイマーが炸裂した1日となりました。

今回の撮影でターゲットとなったのが垂直岩盤沖のド中層を回遊するプリスポーンバス。
それを獲るために即興で行ったのが「ライザードリルダート」というテクニックです。これを発見してからは、沖の中層からまるで魔法のように、次々とバスがライズアップしてユニオンスイマーを襲いに来ました。

ちなみに昨年のプラクティス~試合でメインだった使い方は、今回の動画1本目を釣った時のようなインレット周辺のフラットでのリトリーブ&ジャーク。比較的浅い水深でバスを浮かせて釣っていました。

しかし今回、バスを水面直下までコールアップさせたのは途方もない水深がある垂直岩盤沖。恐らく、大幅な減水に加えて上流から流れて来ていたジンクリアで冷たい水が、バス達を中流の垂直岩盤に惹きつけさせたのでしょう。
今回圧倒的に良かったのは「上流から降りて来て急に水温が1℃程上がり、やや濁りが入った中流のインターセクション周辺の岩盤」。
その中層の何処に居るのかも分からないプリスポーナーを浮かせるために使ったテクニックが「ライザードリルダート」でした。

ドリルダート&ライズ(浮上)で何もない岩盤沖のド中層から突然現れてユニオンスイマーを襲うバイトシーンは必見です。
是非ご覧ください!

TOP50遠賀川戦 試合戦略

2017-04-18 00:00:00

前回のプラクティス編からの続きです。

今回のプラクティス~試合前半まで釣れていて、かつメインに狙っていたのは沖の地形変化のハードボトム。しかし試合後半では徹底した護岸撃ちにシフトしていきます。

試合初日、まずは朝&ローライトということで早速キンテキアバカスを巻きにいくも反応なし。その後も要所要所で巻いていくも、前日までが嘘のよう。しかし初日は風もなく、尚且つスポーン直前で大きなワームや横に速い動きを徐々に追わなくなっていく事も想定は出来たのでそれに合わせてスローダウン。
前回書いたように、メインのエサは圧倒的に甲殻類であると考えていたため、スローダウンで使うライトリグはジグヘッドワッキーとワッキー掛けダウンショットに絞っていました。今回の試合で唯一絞っていた部分がここです。どちらも甲殻類を捕食している時によく食います。

この2つをその時の気象条件によってバスが浮いているか沈んでいるかで使い分け、キンテキアバカスを巻いている時以外の全ての時間、この2つのライトリグタックルを握っていました。
結果、初日はバスが浮いたと思われるタイミングで沖のハードボトムのエッジに投入したフラッシュストレート 4.3のロングリーダーダウンショットのミドストで1本。
そして終了時間が迫る頃に待望の風が吹き始め、再びキンテキアバカスを巻いて強いバイトを得るもフッキングミス。その後も巻き続けましたが続かず初日を26位で終えました。

2日目、初日を終えて感じた事は、スポーニング準備段階への急な季節の進行。潮回り的にも数日後に大潮を控えており、何よりも気になったのは急激な水温の上がり方。
ローライトで時折雨も降っているにも関わらず水温はどんどん上昇し、直前プラでは15℃だった水温も、2日目には18℃に近づいていました。これにより、多少日がバラけて産むかな?という考え方がなくなり、第一陣は一斉にスポーニングに入るだろうという考えが強くなりました。初日の釣果もそれを物語っています。

「オスがネストを作り始めているけど、まだ卵は産んでいない」

これは、ネストを作るオスも、それを待機するメスも最も口を使わなくなるタイミングです。こうなるとよほどのことがない限り、第一陣のメスはフィーディングを起こしません。(結果的に2日目の雨は一部の第一陣のメスにフィーディングを起こさせましたが、それはごく一握り。それを狙って釣るのは難し過ぎました。)

よって、2日目は食い渋るスポーン直前のメスを狙うため、動きが速いキンテキアバカスのクランク巻き等の巻き物は封印。ほぼライトリグで押し通しました。
ほぼ1日中雨だった2日目、少しだけ晴れて蒸し暑くなったタイミングでボトムに沈んだバスをフラッシュストレート4.3ジグヘッドワッキーで狙い9時頃に1本。しかしその後、いかにも釣れそうな暖かい雨が降っているにも関わらず、相当丁寧に一等地を狙い続けているのにも関わらず、13時近くまで厳しい時間が続きました。

流石にここまで釣れないと、第一陣のメスを狙うのはあまりにもリスクが高過ぎる。そうなると次の選択肢は「第二陣、第三陣」では、それをどこでどうやって釣るか?第一陣と一緒に沖の地形変化に居る二陣も居るはずだけど、プレッシャーが掛かり過ぎているのか全く食ってこない。どこなら第二陣のメスが狙って釣れるのか?

そう考えた時に思い浮かんだのが「護岸」でした。
一陣と二陣、大きな違いは食欲の有無。「遠賀川で、強烈なプレッシャーが掛かった沖のハードボトム以外で第二陣のバスがフィーディングしそうな所」それが護岸でした。
加えて多くの選手が沖の地形変化で第一陣のメスを狙っており、護岸はまあまあノーマーク。第一陣のメスは完全にスポーニングを意識しており、護岸への執着はほぼ無。とにかくハードボトム。そんな印象でした。

では護岸のバスはどういう状態か?どうすれば食うのか?
春の護岸といえば、僕のイメージはシャッドを巻いたりテキサスやネコリグを撃ったり。撃つ釣りでテキサスやネコリグなのはフォールスピードが速いからです。水温が低い春は基本的に、シルエットが小さいワームでも「ストン」と速めに落とした方が良い経験があります。

しかし今回に関してはその考えは当てはまりませんでした。先述した通り、急激に水温が上がり過ぎているように思えたからです。いくら18℃で一般的に言われるバスの適水温より低いとはいえ、つい2日前まで14~15℃だった事を考えると、明らかに上がり過ぎ。それをバスが「不快」とまでは思わなくとも「ちょっといきなり暑くなって身体が付いていくのが大変だな」くらいな状態になっていてもおかしくないはず。そう考えると、速い横方向の動きやリアクション気味な素早いフォールが効きそうな気はしませんでした。

いくら春のプリスポーンフィーディング狙いでも水温が上がり過ぎ。よって僕が出した結論は、風が当たる護岸 シェード側 ノーシンカーバックスライド。つまり、イメージは初夏でした。
正直、これをするにはもっとしっかりと晴れてシェードが出来た方が良かったとは思いますが、理屈上絶対合っていると考え2日目ラスト1時間からフリッピングによる護岸撃ちを敢行。
結果、ユニオンクローバックスライドセッティングですぐに狙い通りやや小さめのメスを1本キャッチし、2本で帰着。単日11位、総合13位で予選を通過しました。

迎えた決勝、特別これといった状況変化が起こらない限りは護岸撃ちをやり抜くつもりでスタート。
シェード側で風が当たり、尚且つ最終的にバスがスポーニングするような0.5~1.5mのハードボトムが近くにある護岸をランガンしました。
そして、この日の中で最も良い条件に思えた水門のハードボトム横のゴミが流されて来ている護岸で1本目。次にそのすぐ横にある流れ着いたレイダウンをプロトのアバカスホッグ2.7gテキサスで撃ち値千金の1kgクラスをキャッチ。

やはり、これしかないなという感じでその後もバイトが遠くなりながらもひたすらフリッピングを続行。そしてラスト1時間を切った頃、それまでとは全く違う冷たい北の強風が吹きつけてきました。
この3日間で一番の気象変化。それは間違いなく「第一陣のメスが再びフィーディングする唯一のタイミング」だと思いました。
しかし、ここで即沖の地形変化に動かずに、15分ほど護岸で粘ってしまうミス。
案の定「最後に第一陣のメスを狙うならここしかない!」というような風が吹き付ける沖のハードボトム帯に僕が向かった頃には、既に先行者が数名おり、何本かのバスが釣られていました。
厳しいながらも、釣れないながらも、そんな中でも冴えていた「今を釣るための洞察力」を最後の最後に生かしきれなかった悔いが残るミスとなりました。

結果、最終日も2本で単日4位。総合9位まで上がって開幕戦を終えました。

あと1本の一陣のメスが釣れていれば、お立ち台も優勝も可能性があっただけに最後の判断ミスは非常に悔しいです。今回の紙一重のミスを忘れず、エリート5を狙って残り4戦、全力で戦いたいと思います。